本：エリヤフ・ゴールドラット等(2020.3.21)

制約条件の理論（ＴＯＣ）はトヨタ生産方式をはじめとした、日本で経験則的に行われていた方式を分析し、理論建てたものである。
当時の日本企業は国際競争力が高く、日本以外の国の競争力を上げて貿易不均衡を解消する必要があると考えたゴールドラットは、『ザ・ゴール』の日本語翻訳を２００１年まで許可しなかった。

あらすじ：アレックスは、機械メーカーであるユニコ社の工場の所長に栄転してくる。工場は在庫を山のように抱え、慢性的に納期遅れが続き、赤字状態が続いていた。
そしてアレックスは、採算悪化を理由に経営陣から３ケ月後の工場閉鎖を言い渡される。

オオウチは、経営組織を日本型組組織を日本型組織 (J理論) とアメリカ型組織 (A理論) の２つに分類した。J理論に基づく経営の特徴は、長期的雇用・遅い昇進・ジェネラリスト的昇進などであるのに対し、A理論に基づく経営では、短期的雇用・速い昇進・スペシャリスト的昇進などを特徴とする。
X理論：人は生まれつき怠け者で、厳しい賞罰で統制しなければ働こうとしないという前提。
Y理論：人は条件次第で目標達成に努力し、自ら進んで責任をとろうとするという前提。・・それを組み合わせた理論がＺ理論だが、未完成でマグレガーは死去。