映画鑑賞:鍵泥棒のメソッド(2020.5.27)
何事も計画を立ててからでないと行動出来ない水嶋香苗(広末涼子)が新たに立てた計画は、目標の期日までに相手を見つけ結婚するというものだった。
監督/脚本:内田けんじ 配給:クロックワークス
製作:深瀬和美、赤城聡、大西洋志
公開:2012年9月 上映時間:128分
法外な報酬で仕事を請け負う凄腕の殺し屋『コンドウ』こと山崎信一郎(香川照之)は、仕事を遂行した際に僅かな返り血を受け、手近な浴場へと車(クライスラー・300)を走らせる。
三文役者の桜井武史(堺雅人)は人生に行き詰まって自殺を図るが失敗し、おもむろに開けた財布に銭湯のタダ券を発見する。
銭湯に行った桜井武史は、風呂場で足を滑らし頭を強打して意識を失った山崎信一郎と遭遇します。
倒れた山崎信一郎の近くには脱衣場のロッカーの鍵が落ちており、咄嗟に自分のロッカーの鍵とすり替える。
桜井武史は寝ている山崎信一郎のベッドの横に、彼の服や車のキーをそっと置いて帰ろうとした。
しかし運悪く山崎信一郎が目を覚まし、「私の知り合いの方ですか?」と尋ねられて焦る。
山崎信一郎は記憶が戻らないため、自分を「桜井武史」だと思い込んでいる。医者からは身体は大丈夫だが、身内がいないと説明を受ける。
部屋の物色を始めたクローゼットに変装道具や偽装の証明書が大量にあるのを発見し、そして拳銃を見つけ自殺しようとしました。
沢山のエキストラが集まった中、監督はチンピラ役が欲しいと山崎信一郎を指名する。
山崎信一郎は水嶋香苗の会社でアルバイトとして働き出し、劇団にも所属して充実した毎日を送っている。
「桜井武史」だと思い込んでいる山崎信一郎は、遺書を見て自分は自殺しようとした情けない男だと、水嶋香苗と桜井武史に話す。
暴力団員の工藤純一(荒川良々)はコンドウに社長の殺人を依頼したが、社長が亡くなり金のありかが分からない。
今度は社長の愛人だった井上綾子(森口瑤子)を、殺すようコンドウに再度依頼する。
桜井武史はコンドウが何者なのか探るために、週刊誌の記事やネットの書き込みから、彼が誰も正体を知らないプロの殺し屋だとわかります。
水嶋香苗は山崎信一郎に逆プロポーズをし、最初は驚いたが真剣な彼女を見て、結婚を前提にお付き合いをする事にしました。
父との思い出のレコードを水嶋香苗がかけた瞬間、山崎信一郎(コンドウ)の記憶がすべて戻りました。
桜井武史と水嶋香苗は、井上綾子の隠れている団地へ行き、彼女を殺したように偽装する。
しかし結局は工藤純一にバレてしまい、2人は彼等に捕まってしまう・・どうするのか。