映画鑑賞:みんなのいえ(2020.7.3)
主人公(シナリオライター)とその妻が、設計を妻の同窓の建築士に、施工を大工の棟梁の父に頼んで新居を建ててもらう事になるが、両者が家の建て方をめぐって対立することで始まるドタバタ劇である。
監督・脚本:三谷幸喜 製作:フジテレビ・東宝 配給:東宝
公開:2001年6月 上映時間:115分・・U-NEXTのテレビ画面撮影
シナリオライター:飯島直介(田中直樹)と妻:飯島民子(八木亜希子)は、夢のマイホームを建てる計画を練っていました。
お洒落な家に憧れる民子は、大学の後輩でインテリアデザイナー:柳沢英寿(唐沢寿明)に設計を任せたいと提案します。
彼は建築士の資格を持っていないので各所への申請が出来ないため、民子の父で大工の棟梁:岩田長一郎(田中邦衛)に施工を頼む事にした。
やる気満々の長一郎は、早速大工仲間を集めます。
違法建築で基本も知らない柳沢のデザインに長一郎は呆れてしまい、以降彼の意見を軽視するようになります。・・長一郎・一級建築士:須賀(白井晃)と飯島直介と柳沢
作業が進むにつれ、柳沢と長一郎はいちいち衝突するようになります。飯島夫妻は2人の仲を何とか取り持とうとしますが、上手くいきません。
風水に入れ込んでいる直介の母:飯島セツ子(野際陽子)が、口を出し始めます。
柳沢がアーティストの情熱を捨てやらせてもらうと言うと、飯島直介はそれなら期限を守れと怒鳴ります。
地鎮祭が神主(香取慎吾)と関係者により行われ、ようやく建設が始まります。
和室にこだわる長一郎は、設計上は6畳の和室を独断で20畳にしてしまう。上棟式の際柳沢がそれに気づきますが、もうどうしようもありません。
こだわりのタイルを探す柳沢は、名称が分からないので絵を描いて大工達に見せますが、相手にもしてもらえません。しかし大工の1人が、タイルは「竹割り」ではないかと言い出します。
柳沢が夜の内に家の壁に、ペンキをぶちまけた。翌朝長一郎はそれを知り激怒し、二度とここに来るなと彼を追い出してしまう。
数日後酷い嵐の夜に岩田長一郎が家を点検していると、柳沢がバケツを手に、駆け込んで来ました。彼も家を心配していたのを知り、長一郎は柳沢を認め始める。
修理依頼を受けていた高級家具が車の横転の衝撃で壊れ、柳沢は復元不可能だと諦めます。岩田長一郎と飯島直介は、淡々と修復作業を始めます。
岩田長一郎の熱意に打たれ一丸となって挑んだ結果、何とか修理は成功しました。柳沢と長一郎も、すっかり和解しました。
皆で建てた家という証に、柳沢英寿・岩田長一郎・飯島直介の持ち物を、天井裏にこっそり残しました。
家は無事完成し、お披露目を兼ねた食事会が開かれます。