駄弁り会:西伊豆旅行②(2020.11.23-24)
修善寺の「新井旅館」は1872年(明治5年)創業の純和風旅館で、文人:芥川龍之介・尾崎紅葉、画人:安田靫彦・横山大観・川端龍子・前田青邨などが長期に渡り滞在して作品を生み出しました。
我々が宿泊した部屋は左側の建物で、池には沢山の鯉が泳いでいました。
部屋からは「桂橋」を渡る観光客が、「竹林の小径」に歩いて行くのが見えました。
「新井旅館」の部屋の裏を流れる、桂川を眺めながら撮影しました。・・周りは小京都を思わせる「桂川」に、「桂橋」が架かり「竹林の小径」が有ります。
「月の棟」(登録文化財)の受付から渡り橋(登録文化財)を通り、我々の宿泊する部屋に行きます。
全員で風呂に入浴後私だけが、夕食前に「新井旅館」近辺の散策に出かけました。・・歴史及び風情意を感じます。
「竹林の小径」はライトアップされていたが、歩いているのは殆どがアベックであった。・・一部若い女性達や私のような男もいました。
桂川を挟んで右側には「新井旅館」と露天の「足湯」が有り、若い女性2人が入っていました。・・風情が有って良いですね。(虎渓橋から撮影)
「竹林の小径」の過ぎた処に、「楓橋」(寄り添い橋)が架かっています。
夕食の「箸付」は、黑胡麻豆乳寄せと天城しゃもスープ(写真下)です。
黑胡麻豆乳寄せ・・独活・人参・海老・百合根・山葵・美味出汁
天城しゃもスープ・・地鶏酒蒸し・白舞茸・くこの実
「前菜」は、茗荷子酢取り・富士サーモン寿し・根三つ葉浸し・松葉銀杏・牡蠣有馬煮(写真上)です。
旅館の方が「わさび」の擦り方を、丁寧に説明をされた。
「御椀」は、帆立進丈・地金目鯛・丁字麩・姫かぶ・柚子・椎茸(写真左)です。
「御造り」は、マグロ・巻海老・平目・真鯛・縞鯵・妻一式(写真右)です。
「焼き物」は、伊勢海老鬼柄焼き・鰤塩焼き・白甘鯛柚香焼・鰈卸し和合・南京袱紗焼き・紅芯大根・焼小蕪です。
「旬菜炊合せ」(写真左)は、白菜寄せ煮・大黒湿地茸・壬生菜かすみ・蓮芋・紅葉麩です。
「酢肴」(写真右)は、蟹じょうよ羹・管牛蒡酢炊き・花蓮根・芹・土佐酢ジュレです。
「ご飯」(伊豆市産:桂流こしひかり)「留椀」(赤出汁)「香物」(三種盛)の後に、「甘味」が出て来ました。
「甘味」は、富士柿・キウイフルーツ・生クリームです。